パラリンピックについて

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 どうも、いぶたろうです。もうすぐパラリンピックですね。オリンピックでは日本が過去最多のメダルを獲得し、金メダルの割合も高かったですね。個人的には男女バスケットボールや陸上中長距離走での選手の活躍がとても印象に残ったと同時に自分も頑張ろうと思いました。

今後開催されるパラリンピックはまだまだ感染者が多い中での開催なので、どのような形で行われるのか、オリンピックと同様の運用なのかとかはあるかと思いますが、実際会場になるお台場に行った際にはステージや案内看板等が設置されていて、雰囲気がありました。

 さて、今回はその「パラリンピック」に関してお話していきます。どうしても、オリンピックの陰に隠れがちなのですが、パラリンピックも四年に一度のスポーツの祭典であり、障害スポーツで活躍するアスリートにとっては目指している晴れ舞台となります。

 そんなパラリンピックの成り立ちや、どんな記録があるか、障害とのかかわり等について書いていきたいと思います。

 

①パラリンピックってこんな大会
②パラリンピックの歴史
③パラリンピックでの記憶
④障害とパラリンピック

 

「①パラリンピックってこんな大会」

 「パラリンピック」とは、障害者を対象とした4年に1度世界規模で開催される大規模なスポーツイベントです。オリンピックと同様に世界中から立候補があった都市から開催地が決まり、その都市を中心に陸上競技、水泳、球技、格闘技、ウィンタースポーツ等が開催され世界中からアスリートが集まり勝ち抜いた暁には「金・銀・銅」のメダルが授与されます。

 オリンピックと同様に夏季開催と、冬季開催があり直近の大会では「夏季2016リオデジャネイロでは159か国4342人」、「冬季2018年平昌49か国569人」が参加しています。種目数も増加しており、2020東京パラリンピックでは22競技539種が予定されています。

 開催主体はオリンピックが「IOC(国際オリンピック委員会)」に対し、パラリンピックは「IPC(国際パラリンピック委員会)」が主催として開催をしており、期間はオリンピックが開催された直後の期間で同じ会場を使う等して開催されます。

 

「②パラリンピックの歴史」

 さてそれでは、パラリンピックの歴史を見ていきましょう。パラリンピックは1948年のロンドンオリンピックの開催時にマンデビル病院の医師グッドマンにより16名の車椅子患者がアーチェリー大会を開催したことがきっかけとなり、1960年のローマオリンピックの年に第1回パラリンピックが開催されました。その後、72年の国際身体障害者スポーツ機構との共催や、89年のIPC設立、知的障碍者の参加等を経て現在では数ある障害者スポーツ大会の中でもダントツの知名度と規模を誇る大会になっています。

 パラリンピックでは「赤・青・緑」で表現された「スリーアギト」をシンボルマークに採用しています。アギトとはラテン語で「私は働く」との意味合いがあり、困難の中でも挑戦をするアスリートの表現として名前が付けられています。 

「③パラリンピックでの記憶」

  パラリンピックでは記録や人々の記憶に残る出来事がありました。たとえば・・・

  • 車椅子に乗ったままロープを登り聖火台に点灯!

 記憶に残る出来事として08年北京パラリンピックでの開会式があります。聖火リレーの最終ランナーからトーチを受け取ったのは3大会連続で走り高跳びで金メダルを獲得した中国の「侯斌(ホウビン)」選手。なんと彼は車椅子に乗りながら、腕力のみでロープをつたいビル20階建てに相当する地上60メートルにある聖火台に登ったのです!15kg以上ある車椅子に乗りながら己の腕の力のみで聖火台に上がっていくパフォーマンスは観客に大きな衝撃を与えました

 

  • 100m世界記録

 初めて義足ランナーがパラリンピックに登場したのは76年。その時は健常者の世界記録と4秒以上の差があったものの、2019年にドイツのヨハネス・フロアスが樹立したパラ世界記録はなんと10秒54。ウサインボルトが持つ9秒58の世界記録との差はわずか1秒未満。パラリンピックでいつの日か100走の記録が9秒を切り世界最速になる日も夢ではないかも!?

 

  •  車椅子テニスで日本人の活躍

 パラリンピックでは多くの日本人選手も活躍しています。例えば、車いすテニスで有名なのがグランドスラム優勝28回を成し遂げた国枝慎吾選手。子供の頃に脊髄腫瘍のため両下肢麻痺になった国枝選手は国内や国際での車いす選手権で頭角をあらわし、パラリンピックでもアテネ、北京、ロンドンと3度の金メダルを獲得。プロテニスプレイヤーとして活躍を続けており2020年東京パラリンピック選手団では主将を努めています。

 

「④障害とパラリンピック」

 さて、ここまではパラリンピックについて見てきましたが、実際に障害をお持ちの方の状況は個人によって様々です。パラリンピックに出場しているアスリートにおいては視覚障害、片足不自由等様々な症状を持つ方が義足や車椅子、サポーターの支援といったパラリンピックならではの要素を活用しながらチャレンジしています。これらは実際に障害者の方が普段の生活の中で自分らしい暮らしをすごすために、日々活用しているものを競技でも取り入れています。

そんなアスリートを見て勇気をもらったりする人も多く、IPCはパラアスリートたちの4つの価値として「勇気(Courage)」「強い意志(Determination)」「インスピレーション(Inspiration) 」「公平(Equality)」を掲げており、困難があってもあきらめず乗り越える姿勢を通じて人々に影響を与える価値の象徴を掲げています。

 

 以上今回は、「パラリンピック」に関してでした。オリンピックの期間が終わるとどうしても、お祭りが終わった感じになりますがパラリンピックにも歴史がありアスリートたちが日々練習を積み重ね記録に挑む素晴らしい大会なので是非注目が集まるといいなぁ~って思います。自分も直接見に行けることない思いますが、TVやニュースで活躍をチェックしていきたいです。

(いぶたろう)

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